有機もち米への想い
有機もち米への想い
なぜ 精華堂あられは有機栽培・無農薬にこだわるのでしょう?
きっかけは 昭和57年の夏のことでした。現社長の清水精二が 視察のため宮城の田んぼの畦道に足を踏み入れた時-。
その時の体験が「こだわりおかきづくり」のはじまりでした。
西は羽二重餅、東は黄金餅とみやこがね餅が東西の両横綱であると先輩の米のプロからは聞かされておりました。
そして、20年前から不作のときでも味の良いみやこがね餅に絞ってまいりました。
東京の工場が手狭になってきました事、 美味で安全なお米を求めて生産地の立地を求め、
宮城県古川に新工場を作ることになりました。
この決め手になったのが、無農薬のもち米・みやこがねでした。
日本でうまいといわれておりますもち米10種類(新潟・宮城・東北6県と滋賀県、島根、九州など)を味比べしました。
その中の1品が「味が良く、こくもあり」しかも後味の良いのがございました。
それが現在弊社商品の生地となっている石井農園のもち米でした。
石井さんの田圃に行きますと 私の身体が気持ちよくなるのは驚きです。さわやかで元気が出てくるのにはびっくりです。
以前、用地の選択のため田圃を見に行き青空の下で天気が良かったので
空気をいっぱい吸いました。
そして東京に帰ってきたときに 喉が痛くなったことを思い出しました。
その地方では 農薬の空中散布をやっていたということを後で知りました。
無論そこへは二度と行くことはありませんでしたが…。(そこでは現在は空中散布はやっていないようです。)
さて、宮城工場の稼動と同時に化学調味料を使わないことへの挑戦が始まりました。
まず、料理長のお話、おかみのお話、食べ歩きと、先代の話を思い出しながら…。
結論は鰹のだし・昆布のだし・椎茸のだしなど、味の良い一流料理店のだしは昔から有名な地区からの品物が多いことを知り、ご縁のある方の紹介より枕崎、日高の品物を使うことができました。そして色々な研究の結果、苦節十年、本物のだしを我が工場で作ることができました。
現在全製品が添加物は一切使用しないで、もち米の美味を引き出します。(本物の味付けをしております)
無論 お醤油は 国産有機大豆・国産有機小麦です。
石井稔さんの有機もち米栽培グループも30所帯になり、平成15年11月からは100%有機商品を製造することが可能になりました。揚げた品物も有機の油を使用しております。
北海道で自然農法無農薬栽培で30年以上やっている秋場さんに黒豆を頼みました。
平成15年から黒豆も有機の品を使用しています。
今後は安全で美味な品物を精華堂の全員が全力で取組んでまいります。
子供たちに安全と美味を、子孫のために より良い地球、住み良い地球に 少しでも仕事を通して
貢献できればと願っております。
精華堂あられ総本舗 2代目代表取締役 清水精二